中国の経済規模、2014年に日本の2倍になるか

中国の経済規模、2014年に日本の2倍になるか。 一国の国力を経済規模だけで測ることはできないが、中国の経済規模がJCERの予想を30数年間前倒しにし日本の2倍に達するという現実は、日本社会で一定の反響を呼ぶことだろう…

タグ: 経済規模 GDP 研究機関

発信時間: 2014-01-07 16:42:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本国内では「中国対抗、中国けん制」の声が高まっており、一部の研究機関はこれに合わせて中国経済に対する評価を引き下げている。例えば日本経済研究センター(JCER)は2013年に発表した予測の中で、「中国の経済規模は2050年に日本の2倍に達する」とした。この観点は米国の権威ある機関、日本の内閣府などのこれまでの予想からかけ離れており、現実から大きく外れている。この間違った予測が、日本の国内外の政策に与える影響は無視できない。

IMFは、中国の米ドル建ての名目GDPは、2013年に日本の1.75倍の9兆203億ドルに達すると予測した。中国の2013年第1−3四半期の名目GDPは、前年同期比9.4%増(物価高騰の要素を除く実質成長率は7.7%)となった。人民元相場の上昇という要素を加味すると、通年の米ドル建ての名目GDPは前年同期比で12%以上の増加を見せ、IMFの予測値を上回る9兆3614億ドルに達することになる。2014年のGDP成長率が2013年と同水準を維持した場合、中国の2014年の米ドル建てGDPは10兆ドルを突破し、日本の2倍に達する可能性がある。

一国の国力を経済規模だけで測ることはできないが、中国の経済規模がJCERの予想を30数年間前倒しにし日本の2倍に達するという現実は、日本社会で一定の反響を呼ぶことだろう。日本経済新聞は、「米国が円安を容認した背景には、中国の台頭がある」と伝えた。円安による日本経済の国際的な地位の低下は、米日両国政府の想定の範囲内であったのだろうか。(筆者:馬成三 福山大学教授)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月7日

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