対中政策、米国をいいなりにしようとする安倍氏

対中政策、米国をいいなりにしようとする安倍氏。

タグ: 安倍 対中政策 米国 

発信時間: 2014-01-06 16:41:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍首相の悪霊参拝は日米の「二人羽織」なのだろうか、それとも安倍首相の独断専行なのだろうか?清華大学現代国際関係研究院副院長の劉江永氏は、5日に新華網の記者の取材に応じた際に、「安倍首相は米国を指導し、米国の戦略的地位を左右しようとしている」と指摘した。

劉氏は、「米国がアジア太平洋リバランス戦略を提唱してから一年が経つ。シリア問題にせよ債務上限問題にせよ、オバマ大統領はアジアで本格的に中国に対抗したわけではなく、中米関係の安定を求め、中国による中米の『新型大国関係』の構築という提案を受け入れた。東アジアにおいて、揉め事を起こしているのは安倍内閣だ。米国は日本が行き過ぎることを、米国を戦争の衝突に巻き込むことを望んでいない」と語った。

安倍首相が歩んでいるのは、冷戦時の日本が米国に完全に追随した路線でも、日本経済が力を得てから米国から離れていった路線でもない。劉氏は、安倍首相は米国の指導を試みていると指摘した(特に対中政策において)。

安倍氏の登板後、日米首脳会談の日程や議題を主導しようとした。例を挙げると、日本は米国に対し、安倍政権になってから最初に安倍氏を米国に招き、オバマ大統領とまず中国問題を話し合うように求めたことがある。これは安倍氏の外交の戦略である。米国は当然、不愉快に感じ、安倍氏の訪米の時期を延期し、訪米時には主に朝鮮の核問題を話し合った。

安倍首相が悪霊参拝をする前に、米国は裏のさまざまなルートを通じて、参拝を避けるよう促していた。しかし安倍首相は独断専行を続け、米国にビンタを食らわした形だ。

劉氏は、「中米が新型大国関係の構築を模索する中、安倍首相は中米のズレを最大限に活用し、中米関係を悪化させようとしている。また米国の新たな大国に対する懸念を、日本が主に利用する外部の力にしようとしている。釣魚島問題において米国の中国対抗を誘導し、中国との未来の駆け引きの中で日本側に立たせようとしているのだ。安倍首相はまた、米国の実力低下に伴い、日本がアジア太平洋で中国台頭をけん制できれば、一部の国から好評と支持を集めるだろうと発言したことがある」と語った。

長年に渡り、日米同盟の枠組みは卵の殻のようなものであった。日本は卵の内部で変化を続けてきた(侵略の歴史の美化、軍事力の強化、憲法改正、集団的自衛権の行使など)。劉氏は、「日本は卵の殻の中でヒヨコ、もしくは怪鳥になろうとしている。時期が熟せば、日本は殻を破り外に出るだろう。安倍首相は将来的に、米国と駆け引きを展開する。米国が中国に共同で対抗しなければ、安倍首相は米国が不義であり、自国を保護できないとし、核兵器による自国の保護を求めるようになるだろう。米国はこの点を、そして米日同盟が米国と安倍首相などの右翼による同盟ではないことを認識することになる」と予想した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月6日

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