日本の懐柔目標はインドだけではない。AFP通信は7日、中日の角逐を背景に、日本の岸田文雄外相が7日、スペインとフランス訪問に出発した。日中対立における日本の立場を両国にアピールする見通し。岸田外相は「今年も引き続き積極的に各国を訪問し、国家の利益を守り、世界の平和の安定のため外交活動を行う」と述べた。報道によると、今回の訪問の背景には日中の角逐の激化があり、在英大使が相手の国を「ヴォルデモート」と非難するなど両国の外交口論は英メディアにまで発展している。共同通信社が伝えたところによると、外務省は7日、日英次官協議が8日にロンドンで開催されると発表した。中国が安倍首相の靖国神社参拝を非難する中、日本側は(周辺国に)冷静な対応を呼びかける安倍政権の立場への理解を求める見通しだ。
「中日両国の外交戦がまもなくアフリカにまで発展する」という韓国紙・朝鮮日報のこの判断の根拠は、安倍首相が9日、コートジボワール、モザンビーク、エチオピアなどアフリカ各国及び中東のオマーン訪問に出発するためだ。報道によると、安倍首相の訪問前に、中国の王毅外交部長が6日、エチオピアなどへの訪問を開始した。新年早々、中日両国がアフリカで「外交戦」を展開したのは、同地域が両国の経済と安全保障に大きな影響力があるからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月8日