日本防衛省の関係者は、海上自衛隊は水上艦艇に固定翼無人機を導入することを検討中だと明かした。
時事通信社は、「防衛省の高官は、ボーイング社の傘下企業であるインテツ社が開発するインテグレーター(米海兵隊と米海軍のRQ-21A無人機)の調達意向があると表明した」と伝えた。同機の航続時間は13時間に、最大飛行速度は時速166キロ、巡航速度は時速111キロに達する。設備には光電・赤外線カメラ、通信中継器、海上の船舶を追跡する自動識別システムが含まれる。
海上自衛隊は同機を用い、東中国海で増加する中国の軍事活動を偵察する構想を打ち出した。
陸自・空自・海自にはまだ無人機が配備されていないが、これは無人機が潜在的な攻撃性を持ち、憲法に違反すると判断されていることが一因だ。スキャンイーグル、RQ-21A無人機、高空を長時間航行できる4機の無人機を導入する計画は、海上の情勢を察知し災害に対応するための情報・監視・偵察能力に対する、日本の強い懸念を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月16日