番組に紹介された李敏さん
1月15日、午後10時からのNHK・BS1「ワールドwaveトゥナイト」で、日本僑報社と日中交流研究所が主催した「第9回中国人の日本語作文コンクール」で最優秀賞(日本大使賞)に輝いた中国人女性、李敏さんが大きく取り上げられた。内容は、12月の表彰式の時に李さんが友人たちと披露した競技カルタのデモンストレーションの様子や、李さんに百人一首に魅せられた経緯、将来の夢などを聞いたインタビューで構成され、約7分に渡って放送された。NHKは昨年12月にも同コンクールの授賞式を報道しているが、今回は偶然にも李さんが副賞として贈られた日本訪問のため来日した日と放送日が重なり、李さんにとっては思わぬプレゼントとなった。
コンクールを主催する段躍中氏は「日本の国営放送で、授賞式の報道に続き、今回のような受賞者に焦点を当てた報道をしてもらえたことは、我々運営サイドだけでなく、今後の応募者にとっても大きな激励になる」とコメントした。
「中国人の日本語作文コンクール」は、中国国内で日本語を学習する学生たちを対象に日中両国の相互理解と民間交流の促進を目的として2005年から毎年開催されている。毎回、中国全土から約3000作の応募があり、日本語学習者たちの学習目標のひとつともなっている。
今年は第10回の節目の年であり、先日、「ACGと私~なぜ中国の若者が日本のアニメ・漫画・ゲームに魅かれるか」、「公共マナーと中国人」という2つの作文テーマが発表され、同時に募集要項も公開された。