東京都知事選、「国防都市」か「脱原発都市」か選択迫られる

東京都知事選、「国防都市」か「脱原発都市」か選択迫られる。 東京都知事選は、一般の地方自治体の首長選とは違う。これは東京都が日本の首都という重要な地理的位置にあるからだけでなく、日本の地方自治制度によって東京都はあたかも中央政府から逸脱した地方政府のような…

タグ: 選挙 東京 知事選  脱原発

発信時間: 2014-01-19 09:21:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

東京都知事選は、一般の地方自治体の首長選とは違う。これは東京都が日本の首都という重要な地理的位置にあるからだけでなく、日本の地方自治制度によって東京都はあたかも中央政府から逸脱した地方政府のような、「独立王国」の色彩が濃く、 中央政府や国政に対して一般の地方政府以上の影響力を持っているからでもある。日本新華僑報が伝えた。

2013年6月、石原慎太郎氏に続いて東京都知事に選出された猪瀬直樹氏が金銭問題で辞職したことを受け、東京都は2月9日の都知事選に向けあたふたと準備を始めた。すでに出馬を表明した候補者4人のうち、2人に注目が集まっている。元航空幕僚長の田母神俊雄氏と元首相の細川護煕氏だ。

田母神氏は幕僚長時代、「日本は侵略国家であったのか」と題した論文を発表し、08年に更迭、早期退職した。その後、言動を慎むどころか、ほしいままに右翼の先頭をひた走っている。歴史観については、日本が発動した侵略戦争を徹底的に否定し、この間の歴史を認めることは「自虐史観」だと考え、軍事観については、日本は憲法を改正し、対外作戦の可能な「国防軍」を創設すべきと主張している。外交観については、隣国の中国を直接、戦略的ライバルとみなし、中国の軍事に対してあれこれ批判し、「中国脅威論」を騒ぎ立てている。各地を講演して回り、著書を出版することで、収入が軍職期間の収入をはるかに上回るだけでなく、その影響力も無視できない。

田母神氏の未来の東京都政構想は実にシンプルで、表面上は、東京都は自然災害への対応能力が不十分なため、自衛隊を災害救援活動に積極的に参加させるべきというものだが、実際は、東京都を「国防都市」にするのが狙いだ。

一方、前首相の細川氏の出馬は意表をつくものだった。首相辞任から長い歳月が経つ細川氏が都知事選に出馬したのは、新たな 政治的抱負があったからに違いない。

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