現地時間1月15日、日本の大型軍艦が小型漁船に衝突し、漁船が転覆し4人の漁師が海に投げ出された。そのうち二人は救助後も、昏睡状態に陥っていたが、すでに心拍が停止したという。1月16日付のシンガポール華字紙『聯合早報』は、今回の事故は、自衛隊により大きな使命を課そうとしている安倍政権に負の影響をもたらすと指摘した。
同記事の内容は下記の通り。
事故が発生した海域は、安倍晋三首相の故郷である山口県の岩国氏の県境付近であった。日本当局は、今回の事故に慎重に対応した。首相官邸内に官邸対策室を設置したほか、アフリカ歴訪を終え帰国途中の安倍首相に真っ先に連絡した。
しかし現地の輿論は、日本の軍艦が自国の漁船に衝突したことは
、日本の防衛の顔に泥を塗ったとしている。自衛隊の内部も15日、「隠し切れない挫折感」に支配されたという。ある自衛隊員は、「どうして同じような事故が発生したのか?」と溜息を漏らした。
メディアの資料によると、自衛隊は過去20年間で5件の衝突事件を起こしている。海上自衛隊の潜水艦「なだしお」は1988年、横須賀付近の海域で日本の漁船に衝突し、30人が死亡した。2006年には潜水艦「あさしお」が、パナマの貨物船と衝突した。2008年には、イージス艦が千葉県から南の海域で日本の漁船と衝突し、2人の船員が死亡した。同年12月、護衛艦「しらね」が海上で調査船に衝突した。2009年にも、日本の護衛艦が韓国の貨物船に衝突した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月17日