日本の海の拡張 大東亜共栄圏の再演に警戒すべき(二)

日本の海の拡張 大東亜共栄圏の再演に警戒すべき(二)。

タグ: 日本 大東亜共栄圏 警戒

発信時間: 2014-01-16 16:38:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の海の拡張 大東亜共栄圏の再演に警戒すべき(一)

 

初めに、中国はもとより「海洋国」である。海洋は中国を含むすべてのアジア諸国が共に生存・発展・繁栄するための命脈であり、一国による支配は絶対にありえないことだ。中国は昔から「海洋国」で、現在も今後も「海洋国」である。600年前に、鄭和の数万人規模の船団が、世界の遠洋を航行した。日本人学者の濱下武志氏は、「500年前の西側諸国の大航海時代においても、アジアの海の主役は中国で、海上貿易を行う商人の80%が中国人であった」と指摘した。

次に、中国の海洋に向けた発展の歩みを妨害することはできない。中国経済の規模は2014年に日本の2倍に達する見通しで、中国はすでに世界最大の貿易国になっている。中国の発展は海洋を離れられず、13億人の中国人と世界のつながりも海洋を離れられない。中国人は海の秩序、安全、航行の自由を重視しており、中国の主権・安全・発展を損ねるいかなる海洋覇権論も、中国人の毅然たる反発を受け、失敗に終わることだろう。

それから、中国は平等で開放的な海洋協力秩序の構築に力を注いでいる。海の自由・安全・秩序は一国によっても、特定の同盟によっても独占されてはならない。中国はアジア各国と平和・友好・協力の海を、21世紀の「海のシルクロード」を共に構築し、米国などの主要大国と海の自由と安全を共に維持しようとしている。広大な太平洋は、中国、米国、アジア諸国を収容できる。各国は相互信頼、ウィンウィン、平等、協力を基礎とし、新型国家関係を共に構築し、海の秩序を共に守るべきだ。

我々は日本にこう忠告しよう。狭い国土面積の上に成り立っている経済大国である日本の未来はアジアにあり、日本の生存問題は海や大陸と関連している。しかし戦前の邪悪を徹底的に切り離し、アジアを独占しようとするすべての野望を捨て、中国とウィンウィン・共同発展の道を歩む必要がある。

我々は米国にもこう忠告しよう。日本の海洋覇権の夢を放任するのではなく、極右勢力の挑発を制止しなければならない。日本はアジアの一部であり、重心ではない。海の権力を日本に委ねれば、米国の「リバランス」の天秤を傾かせ、最終的に自殺行為になるだけだ。(筆者:李済平 国際問題研究者)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月16日

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