付鴻飛さん(左)が28日、東京消防庁北多摩西部消防署の石川署長(右)から感謝状を贈られる。
東京消防庁北多摩西部消防署は1月28日、ホームから転落した男性を救出した、中国人の付鴻飛さんに感謝状を授与した。付さんはテレビ朝日の記者の取材に応じた際に、「私は命が最も大切だと思う。これは朗報であり、この寒い冬の日に、中日両国の国民の心を温めることができた。これは私が為すべきことだ」と語った。
2013年12月22日、西武新宿線東大和駅1番線ホームで、乗客が転落するという事件が発生した。この男性は転落後、意識不明になった。中国人の付さんは対面の2番線ホームで転落に気づくと、すぐにホームから飛び降り、レールをまたいで男性のそばに駆けつけた。付さんは電車がホームに到着する前に、意識を失った男性を担ぎ上げると、対面の2番線ホームに戻り静かにその場を去った。