各自の復興の夢を抱く中日 お互いに慎重に対応すべき

各自の復興の夢を抱く中日 お互いに慎重に対応すべき。 東アジアにおいて、「正常な国になる」に関する話題が長く取り沙汰されている。朝鮮半島と日本では、「正常な国」に関する議論が、公共のメディアによって頻繁に伝えられている…

タグ: 正常な国 復興 台頭 維新

発信時間: 2014-02-12 14:54:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

東アジアにおいて、「正常な国になる」に関する話題が長く取り沙汰されている。朝鮮半島と日本では、「正常な国」に関する議論が、公共のメディアによって頻繁に伝えられている。朝鮮半島の南北にとって、「正常」とは朝鮮半島の再統一を指す。日本にとって、「正常な国」とは軍事発展、および世界でその政治・経済の実力により「ふさわしい」役割を演じることを制限する憲法の条項の削除を指す。多くの日本人にとって、この概念は歴史の影の中に生きる必要がなくなることを意味する。日本は隣国との間で、謝罪型ではなく正常な外交関係を発展させられるというのだ。

これと比べ、中国の指導者は公の場で、中国が正常な国であるか否かについて発言したことはない。中国の指導者の言行から判断すると、中国政府は現在の国際的な地位に満足しておらず、新たな地位を求めていることが分かる。新たな指導者の習近平氏は、中国の未来の目標は「中国の偉大なる復興」の実現だと重ねて強調しており、これを「中国の夢」と称している。

この「復興」という概念は、日本でも歓迎されている。日本維新の会は、日本で3番目の規模を持つ政党だ。「維新」と「復興」という二つの概念は、かつての栄光(強い日本帝国)を取り戻すことを意味している。この二つの概念は英語では些細な差があるが、中国語ではほとんど差がない。そのため中国と日本には、似通った動機と目標があることが分かる。

しかし中日の自身の目標に対する理解には、大きな差がある。中国にとって、「中国の夢」の中で最も重要なことはより強く豊かになり、かつての世界の中心という地位を取り戻し、国外勢力の脅威と干渉を受けなくなることを指す。日本維新の会にとって、「維新」は戦後に米国から押し付けられた平和憲法を改正し、日本の軍事力を強化し、防衛予算がGDPの1%しか占められないというボトルネックを突破することを指す。日本維新の会は少数派の党であるが、その政治主張(特に外交政策)は、日本のナショナリストに迎合している。安倍首相は任期内の初年度に、類似した政策を試みた。

お互いに慎重な対応が必要

今や東アジアの現在の情勢を懸念する理由が生じている。なぜなら意識的な対立による衝突は、利益を巡る対立による衝突よりも複雑だからだ。東アジア諸国の隣国に対する評価は、往々にして誤解に基づくものだ。

中日両国は自国が平和を愛し、相手は侵略的だと考えている。立場が異なるため、同じ出来事に対して往々にしてまったく異なる解釈がなされる。この状況の中、政権運営を担当する各国の与党は慎重に対応し、偏見と誤解が衝突のエスカレートを招くことを回避するべきだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月12日

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