日本の著名な友好団体である国際貿易促進協会の機関紙『国際貿易』2月25日号は、「人」欄で『中国の未来』の訳者である東滋子さんを取材すると共に、同書を紹介した書評を掲載している。東さんは日本僑報社が主催する日中翻訳学院「武吉塾」から巣立った初めての翻訳者で、日本の人たちへ最新の中国を伝える喜びの一歩を踏み出した。
また同学院修了生の共訳による『中国のグリーン・ニューディール』も今年1月刊行された。数多くの生き生きした実例は、人々が休みなく働き、「新しく、美しく、エコロジーな」中国を作るために緑の奇跡を起こす様子を紹介。中国の社会情勢、国情を長期にわたって研究した結晶であり、学者として世界へ中国の「声」を届け 「知恵」を示し「理論」を明らかにしている。
同書の翻訳者である石垣優子さんと佐鳥玲子さんは半年で初の共訳を仕上げ、好評を得ている。この6年間に武吉塾で学んだ塾生は101名、上記の3名以外にも今年また3名の塾生が訳書を出版予定。
武吉次朗先生の丁寧な指導の下、中国語を学んで中国の良書を翻訳し、日本へ紹介しようとする思いには熱いものがある。2月1日午後には、日本僑報社と日中翻訳学院主催による『中国の未来』『中国のグリーン・ニューディール』及び武吉先生の『日中中日翻訳必携実戦編』の出版記念会が行われ、そこで自らの経験を語った。
日中翻訳学院は2008年に日本僑報社が設立し、中国語と日本語に秀でた人材、特に優秀な翻訳者を育成し、日中文化交流を押し進めている。武吉塾生は日本各地だけでなく、アメリカや中国に在住する日本人にも及ぶ。中文日訳のレベルアップを図り、日中交流の第一線で活躍する友好の懸け橋となっている。