5日は南京大虐殺犠牲者国家追悼日が制定されてから初の清明節です。南京大虐殺の生存者と犠牲者の遺族ら40人あまりは、中国侵略日本軍南京大虐殺犠牲者同胞記念館の「嘆きの壁」の前で清明節の祭祀を行いました。
「嘆きの壁」には多くの犠牲者の名前が刻まれており、白い菊の花が付けられています。祭祀儀式の会場には各界からの多くの花輪が置かれました。
今年88歳の余昌祥さんは南京大虐殺の生存者です。記者のインタビューに答えた際、余さんは「数年前、立証のため日本に行ったことがある。日本の右翼勢力の多くは過去を認めていない。私は生きている限り、体が動けるうちは、ここを訪れ、亡くなった人たちを偲ぶ」と述べました。