TPP交渉「近日中の妥結困難」=日本政府高官

TPP交渉「近日中の妥結困難」=日本政府高官。 ロイターが27日に日本の政府関係者の話を引用して伝えたところによると、日本政府はオバマ米大統領の訪日期間中に「環太平洋戦略的経済連携協定」(TPP)の交渉に関して一定レベルの共通認識を得られたものの、近日中に両国の溝を埋めるのは困難との見方を示した…

タグ: TPP 交渉 妥結 

発信時間: 2014-05-02 09:20:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロイターが27日に日本の政府関係者の話を引用して伝えたところによると、日本政府はオバマ米大統領の訪日期間中に「環太平洋戦略的経済連携協定」(TPP)の交渉に関して一定レベルの共通認識を得られたものの、近日中に両国の溝を埋めるのは困難との見方を示した。新華網が伝えた。

オバマ大統領の訪日期間中に、両国高官はTPPを巡って長時間にわたる交渉を行い、双方「意義ある前進があった」としつつも、依然大きな溝があることも認めた。

日本の政府関係者は、両国間の長時間にわたる協議の結果、ある一定レベルの共通の見解が得られ、「それに基づいて引き続き努力を重ねることで双方は解決策をさぐることができる」と話した。しかし、同時に同関係者は、「1・2ヶ月の間」に現在の溝を埋めることは難しいとの見方も示した。

TPP交渉の参加12カ国は5月中旬にもベトナムで次の協議を開く予定で、同関係者はこの協議までに日米両国の交渉が妥結することは困難と暗に示した。同関係者は敏感な問題を理由に氏名の公開を拒否している。

日本は米や麦、砂糖、乳製品、牛肉と豚肉の主要5品目の輸入関税を堅持しており、一方のアメリカ側は日本産の自動車の輸入関税保持を要求している。安倍氏とオバマ氏は国内世論の圧力から、現在の立場を維持せざるを得ない状況だ。

共同通信の報道によると、安倍氏はオバマ氏との会談後すぐに共同声明を発表し、両国の確固たる盟友関係をアピールする狙いがあったが、アメリカ側がTPP交渉を巡って譲歩を求めたため、声明は一日遅れての発表となった。同メディアは、声明発表が遅れたことは安倍氏にとっては想定外で、本人にとっては大きな誤算だったであろうと伝えている。

読売新聞は、日米両国の交渉は「大枠合意」に至っているものの、27日の自民党補欠選挙に影響をきたすと予想して公表しなかったと伝えた。

この報道に対してロイターは、同関係者の話を引用し、アメリカ側は日本に対する関税撤廃の要求を放棄し、日本側も市場参入の規制を緩和することに同意していると伝えた。しかし、同関係者はすべての交渉が妥結されるには至っておらず、現在も交渉妥結のタイムテーブルはないと話したという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月2日

 

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