中国全国政治協商会議の兪正声主席は9日午後、人民大会堂で野田毅会長を団長とする日本自民党アジア・アフリカ問題研究会代表団と会見した。
兪正声政協主席は次のように述べた。中国側は中日の善隣友好関係の発展を重視し、中日の4つの政治文書に基づいて、歴史を鑑にし、未来に向かう精神で両国関係を発展することを主張している。中日関係が改善するには、歴史と釣魚島問題などの突出した問題を適切に処理しなければならない。国家主権や民族の尊厳などに関わる重大な問題で、中国側の立場は揺るぎないものである。日本の各界の人たちが積極的な役割を果たし、中日関係が再び正しい発展軌道に戻るよう推進していくことを希望する。
野田毅会長は、われわれは現在の日中関係を非常に憂慮していて、中国側との交流を深め、日中の4つの政治文書を基に、両国関係が早く正常な発展に戻るよう推進していくことを望んでいると述べた。
「新華網日本語版」2014年5月10日