サッチャー女史、ハイエクに耽溺
サッチャー英元首相に最大の影響を与えたのは、経済学者のフリードリヒ・ハイエクの作品だ。ハイエクの計画経済に対する批判、労働組合主義への反対、政府の社会への介入の減少という主張は、サッチャー女史の政治的な観点に大きな影響を及ぼした。
サッチャー女史は保守党のリーダーになると、ハイエクの名著『自由憲章』を議会に持ち込み、テーブルに叩きつけ、「これこそが、われわれが守るべき道だ」と述べた。サッチャー女史は首相に就任するとハイエクと会談し、かつハイエクの計画経済を最も強く批判した書籍を読み直した。
小泉氏、不倫小説にハマる
小泉純一郎元首相は、「あゝ同期の桜」(海軍飛行予備学生第十四期会編)を好み、どこに行くにも携帯していたという。小泉政権の時代に右翼が台頭し、日本と東アジア・東南アジア諸国は、侵略戦争の責任問題で合意に達しなかった。これは小泉氏の読書の傾向から、推し量ることができる。
しかし小泉氏は、不倫を描く林真理子の「不機嫌な果実」に夢中になったことがあり、アフリカ歴訪のチャーター機で一気読みし、さらに現地の日本大使館で外交官に強く推薦した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月14日