日本が釣魚島(日本名・尖閣諸島)で作戦を展開する場合、どのような武器が必要になるだろうか?中国が警戒すべき、日本の離島奪還の切り札とは何だろうか?
日本は釣魚島占領の装備をすでに検討済みだ。元自衛艦隊司令官の香田洋二氏は、「海自が日中尖閣有事に向け開発した特別艦が、その全貌を明らかにしようとしている。防衛省技術研究本部(略称は技本、TRDI)は島嶼(主に釣魚島)の作戦の需要に基づき、特殊輸送艦を極秘で発展させ、隣国(特に中国)による海の台頭に強硬な姿勢で対応しようとしている。技本の特殊輸送艦は、防衛省の離島防衛任務に基づき設計されており、1回の航行で戦闘エリアに軽度の衝突で必要となるすべての兵力を輸送できる」と語った。
おおすみ型揚陸艦は、離島上陸作戦向けに設計された。日本はこれを輸送艦と称し、本質を曖昧にしている。日本はおおすみ型を設計した際に、輸送される部隊の人数と車両数を念入りに計算し、必要な艦内空間と甲板の面積・強度を導き出し、積み下ろしの手段、武器の種類、情報指揮制御システム(C4ISR)などを設定した。おおすみ型は、離島奪還の主力となる西部方面普通科連隊(西普連)を一度に輸送できる。航行中の襲撃に備えるため、おおすみ型は護衛艦と同時に航行しなければならない。航行速度を20ノット以上にする必要があり、大喫水のV字型高速艦が選択された。上陸作戦は、艦内に収容されているエア・クッション型揚陸艇(LCAC)によって遂行される。
自衛隊は離島奪還作戦のために大量のヘリを準備している。これには高い輸送能力を誇るCH-47大型輸送ヘリ、AH-64武装ヘリ、国産のOH−1偵察ヘリが含まれる。歩兵だけでは離島奪還作戦に必要な大型兵器を運ぶことができないため、火力の支援と空の機動が必要になる。ヘリは機敏な動きが可能で、信頼性も高く、オスプレイの比ではない。
また釣魚島上陸には特殊部隊が必要で、特殊装備が必要になる。産経新聞の軍事アナリストの世良光弘氏は、「自衛隊の特殊部隊には、陸自の『特殊作戦群』、海自の『特別警備隊』がある。米陸軍のグリーンベレーや海軍のシールズをモデルに創設された精鋭中の精鋭だ。釣魚島に奇襲を仕掛けるならば、潜水部隊を派遣し、米国の小型潜水艇を使う可能性がある」と豪語した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月11日