米国の隙を突く日本、身の程をわきまえぬ火遊びに

米国の隙を突く日本、身の程をわきまえぬ火遊びに。 日本の外交はこのほど、大きな動きを見せている。安倍首相は中南米を駆け回り、7月25日から8月2日にかけて5カ国を歴訪した。その一方で、岸田文雄外相も東南アジアを歴訪中だ…

タグ: 外交 外相 安倍

発信時間: 2014-08-04 15:48:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

首相と外相が外遊

日本の外交はこのほど、大きな動きを見せている。安倍首相は中南米を駆け回り、7月25日から8月2日にかけて5カ国を歴訪した。その一方で、岸田文雄外相も東南アジアを歴訪中だ。

安倍内閣のこの外遊は、何を目的とするものだろうか。安倍首相本人は、二国間の経済・貿易関係の強化と称している。安倍首相は7月25日に首相官邸で開かれた記者会見で、「トップセールスを行う意味において、6億人の人口を擁する中南米は新しい地平線だと思っている」と表明した。

時事通信社の報道によると、岸田外相は8月8日から10日にかけてミャンマーを訪問し、その後さらにインドネシアの訪問を予定している。岸田外相も、「ベトナムと海洋安全を巡る協力を強化することを確認し、日本が政府開発援助(ODA)により巡視船を提供する件についても検討、確認する」と述べた。

しかし輿論はこの動きを評価していない。英国メディアは安倍首相が「中国の残飯を食べている」と皮肉り、ブラジル政府も声明の中で、安倍政権の中国けん制との関係を否定した。

アナリストは、「日本は外交面で頻繁に活動しているが、これは自国の影響力を強化し、敵国に対応するためだ」と指摘した。

米国の隙を突く日本

当然ながら事実はその通りだ。しかし中南米は米国の「裏庭」と呼ばれており、東南アジアは米国がアジア太平洋リバランス戦略を推進する上で重要な場となっている。日本の外交の手は、やや伸ばし過ぎたのではなかろうか?

金融危機後の米国では、経済回復が緩慢になっている。オバマ外交は経済力の低下により、米国内でも常に批判の的となっている。安倍首相が抱き続けた野心は、最良の機会を手にした。

日経金融新聞は、「安倍首相の中南米歴訪は、日本が国際舞台で強気な外交路線を取り戻したことを意味する。日本は7月28日、カリブ共同体の指導者と会談し、来年の国連安保理非常任理事国入りの票を集めた。日本の過去のODAには、贖罪の意味合いから、政治的な条件がほとんど加えられなかった。日本は今や西側諸国に学び、金により問題を解決しようとしている」と報じた。産経新聞は、「安倍首相は政府開発援助の適用対象外の国に対する、新たな援助の枠組みを提唱し、日本への支持を集めようとしている」と伝えた。

安倍首相は2013年にASEAN10カ国を歴訪した。読売新聞は、「岸田外相は今年もASEAN諸国を訪問し、各国との協力を強化する」と伝えた。安倍首相は一部の東南アジア諸国の心理を利用し、ODAなどの手段を使い、東南アジアで徒党を組もうとしている。

中国国際問題研究所副所長の阮宗沢氏は、「日本はこの遠近を組み合わせた外交により、国際社会でより高い地位を占め、自国の影響力を高め、改憲・軍拡の道を切り開こうとしている」と分析した。

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