罪の記憶、赦しと平和の礎に―日本人戦犯45人の供述書の公表が終了

罪の記憶、赦しと平和の礎に―日本人戦犯45人の供述書の公表が終了。

タグ: 供述書 右翼勢力 平和 遺伝子

発信時間: 2014-08-18 10:02:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

これと比べ、日本に留まった一部の人は、「鬼」の悪念を抱き続けた。一部の右翼勢力は侵略の歴史を隠し、戦争の罪を否定しようと試み続けている。これは日本人が長年に渡り洗い落とせない精神的な汚点であり、戦後の平和の基礎を揺るがしている。罪を悔いた日本人戦犯に対しては、「洗脳」のレッテルを貼り付けている。実際には、撫順戦犯管理所が、彼らに何かを強制したことはない。むしろシベリアの生活とはまったく異なり、戦犯らは労働する必要がなく、衣食に困ることもなかった。彼らは新聞を読み世界の真相を理解し、温かみのある環境の中で戦争の罪を反省した。これと比べ、今なお間違った歴史観を散布し、侵略戦争を美化する人間こそが、日本国民を「洗脳」していると言える。

1956年の裁判により、大罪人である45人の日本人戦犯は法に身を任せ、死によって中国人に謝罪しようとした。しかし死刑を下された戦犯は一人もおらず、別の1017人の戦犯も法廷に立たされることはなかった。多くの人は帰国後に戦争の罪を暴露し続け、平和を守るため取り組んだ。生まれ変わった日本人戦犯、無事に帰郷した日本開拓団、中国の母の乳を吸い育った残留孤児などは、中国が日本に対して血を血で拭うことを求めなかったことを心に刻んでいる。マーク・トウェインは、「赦しとは、踏みにじられたスミレの花が自分を踏みにじったかかとに放つ芳香である」とう名言を残している。歴史を取り戻し、罪への追及を続けるという、中国の信念に揺らぎが生じたことはない。そうなれば、苦難と犠牲を無視することになり、正義と罪悪の区別がつかなくなるからだ。中国は赦しを拒んだこともない。これは中国人の血管に平和の遺伝子が流れており、心から悔い改めた日本人への憎しみを捨て、共に未来を勝ち取ろうとしているからだ。中国人は常に後悔せず、何があっても人を恨むことはない。  

罪を悔いることは、自らを救い、赦しを得るための礎だ。これは「撫順の奇跡」が、世界に残した貴重な財産だ。かつての戦犯は感化され、最終的に正常な人生を勝ち取った。先人が犯した罪を心に刻み、国家がかつて邪道を歩んだことを理解し、後世の人々に警鐘を鳴らし、平和の種を植えれば、今日の日本は自らを救い、赦しを得ることができる。これは中日がより偉大な和解に到るための、唯一の道でもある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月18日

     1   2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。