国家公文書局は25日、「偉大な勝利―中国が降伏文書を受け取る」の第11部「解放区抗日軍隊による降伏受け入れ(下)」を公式サイトで公開した。
第11部の説明によると、日本政府のポツダム宣言受諾の通知を受け、中国解放区抗日軍の朱徳総司令官は1945年8月10日深夜12時、延安本部の第1号命令を発し、各解放区の武装部隊に対して、解放区付近の敵軍と傀儡軍に一定時間内にすべての武装を解除するようにとの通告を出すことを求めた。武器を引き渡した者に対しては、中国軍は生命の安全を保障するものとした。8月11日、中共中央は「日本投降後の我が党の任務に関する決定」を出し、「現段階では、主要な力を集中させて敵軍・傀儡軍の降伏を迫り、降伏しない者に対しては具体的な状況に応じて攻撃し、逐一これを殲滅する」という方針を確定した。これに基づき、各解放区抗日部隊はすぐに、付近の日本軍・傀儡軍に通告を発し、期限付きで投降を迫った。8月15日午後3時、朱徳総司令官は南京日本軍の最高指揮官の岡村寧次に電報を発し、「指揮下にあるすべての部隊に対して、一切の軍事行動を停止し、中国解放区八路軍と新四軍、華南抗日縦隊の命令に従って中国側に投降することを命令せよ。国民党政府軍によって包囲されている部分はこれを除く」と要求した。各地の日本軍の武装解除については、「華北の日本軍については、下村定将軍に命令し、八路軍阜平地区に代表を派遣し、聶栄臻将軍の命令を受ける。華東の日本軍については、新四軍軍部のある天長地区に代表を直接派遣し、陳毅将軍の命令を受ける。河南・湖北両省の日本軍については、新四軍第5師団大悟山地区に武漢の代表を派遣し、李先念将軍の命令を受ける。広東の日本軍については、広州の代表を指定して華南抗日縦隊東莞地区に派遣し、曾生将軍の命令を受ける」ことを求めた。日本軍の支配地域にいた各抗日部隊は各地で攻勢を強め、日本軍・傀儡軍の武器引き渡しと投降を促した。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年8月27日