中国包囲、日本の戦略的目標に

中国包囲、日本の戦略的目標に。 安倍晋三首相は9月23日、11月に北京で開かれるAPEC首脳会議での、習近平国家主席との会談実現を再度呼びかけた。日本は同時に、秋にプーチン大統領を招待する計画を取り消した。安倍首相の中国に対する、中日首脳会談の呼びかけには、どれほどの誠意が込められているだろうか…

タグ: 日本 包囲 積極的平和主義

発信時間: 2014-09-25 10:12:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  安倍晋三首相は9月23日、11月に北京で開かれるAPEC首脳会議での、習近平国家主席との会談実現を再度呼びかけた。日本は同時に、秋にプーチン大統領を招待する計画を取り消した。安倍首相の中国に対する、中日首脳会談の呼びかけには、どれほどの誠意が込められているだろうか?

  今年に入ってから、日本の高官が中国の高官との会談を要請したという情報が、相次いで伝えられている。これは世界に対して、日本が中日首脳会談に向け十分に努力していることを印象づけた。ロイター通信は、「安倍首相は2012年12月に再任してから、中国の指導者と会談していない。」と強調した。本来ならば、一国が両国首脳会談の実現を要請しているならば、関連国は礼儀としてこれに応じ、会談を手配しなければならない。それならば、中国はなぜこれに応じようとしないのだろうか?実際には、中国が無礼なのではなく、日本の裏表のある行為が中日の交流のドアを閉ざしているのだ。

  周知の通り、日本の高官は現在、中国包囲の戦略を推進している。先ほど岸田文雄外相はキルギスタンの首都ビシケクで開かれた中央アジア5カ国による外相会合に出席し、海洋活動を見据え、いわゆる「力による威嚇声明」を発表した。日本メディアは、日本と中央アジア5カ国の共同声明は「中国けん制」であると伝え、また一部メディアはこれを中国の「裏門」を閉ざそうとする行為だと分析した。航空自衛隊の戦闘機は8月6日、中国の東中国海の防空識別圏内に入った。上述した関連する問題において、日本の行為は中国に反感を抱かせている。この裏表のある手法では、中国に信頼されることはない。

  日本はASEANを中国の「正門」、中央アジア5カ国を「裏門」としている。前後からの挟み撃ちで、中国を苦境に陥らせるというわけだ。この行為は身の程知らずで、自分で自分をだますようなものだ。中央アジア5カ国は、中国の友好国だ。中国は早くから、5カ国と戦略レベルの関係を構築している。中国の2013年の中央アジア5カ国との貿易額は、国交樹立時の100倍に達した。

  「積極的平和主義」を掲げてから、日本の外交の動きに新たな内容が見られている。集団的自衛権の行使容認と憲法改正に取り組み、第二次世界大戦で戦死した日本の侵略者・戦犯を公然と祀っている。安倍首相本人は靖国神社を参拝した他に、海外で山本五十六の魂を呼び戻そうとした。日本のこの行為は、他国に対する経済援助は建前に過ぎず、軍国主義の復活こそが真の目的であることを、世界に見せつけている。

  日本政府の行為は中韓などから強い批判を浴びており、日本の野党と国民の強い反感を生んでいる。安倍首相の逆行する措置を非難する流れが日本で生じているが、これは安倍首相の中国包囲が予想もしなかった結果だろう。日本にとって、正常な中日関係を回復するのは簡単だ。軍国主義の夢を捨て去り、悪霊参拝を止め、中韓などの国とテーブルにつき領土を巡る協議を実施すれば良い。あちこちで中国包囲を続け、友好的な姿勢を示しながら武力で恫喝する行為を続ければ、中日友好の実現は困難だ。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年9月25日

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