日本は世界でも火山と地震活動が最も多い国のひとつである。しかしこれまで死傷事故はあまりなかった。今回の火山噴火はなぜこのような大災害を引き起こしたのだろうか。日本のメディアは「今まさに登山シーズン。御嶽山の突然の噴火によって登山者がどうすることもできなかったことが、大きな災害をもたらした原因」と指摘した。ある目撃者は、「今回の爆発はあまりにも突然。とても避難する時間がなかった」という。
また山の中腹と山頂の中間で写真番組の仕事をしていたNHKのカメラマンは、「大量の火山灰が突然落下してきた。周囲がすべて火山灰に覆われた。スタッフの中には『死を覚悟した』ものもいた」と話す。「火山灰が小屋をあっという間に包んだ。ドアも開けられなかった」と語るのは山頂付近の山小屋の従業員。「小屋の中は人でいっぱいになり、150人ぐらいいた」という。