御嶽山の噴火、日本はなぜ予知できなかったのか?

御嶽山の噴火、日本はなぜ予知できなかったのか?。 日本は火山多発国で、予知技術は世界でもトップクラスだ。それでは、日本の科学者は今回、なぜ火山の噴火を事前に予知できなかったのか?ネイチャー誌は、この問題について解説した…

タグ: 御嶽山 予知

発信時間: 2014-10-13 11:10:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

装置が噴火前に示す数値

噴火前と噴火中に、傾斜計と5ヶ所の衛星利用測位システムのデータには変化が生じなかった。防災科学技術研究所の棚田俊収地震・火山防災研究副ユニット長は、「大型の火山が噴火する場合、もしくはマグマが上昇した場合、傾斜計とGPSはこれに反応するはずだが、今回は何の反応も見られなかった」と語った。

政府はなぜ警報を出さなかったのか?

9月上旬に御嶽山で発生した地震の観測状況と同じく、火山の地震活動の増加は噴火の可能性が高いことを意味するが、必ずしもそうとは限らない。地震計は2011年にも、御嶽山の非常に頻繁な地震活動を観測していたが、噴火は発生しなかった。北海道の一部の火山と異なり、科学者は御嶽山の噴火の周期を予測することは難しい。棚田氏は、「御嶽山は非常に穏やかな火山で、すべての活火山がそれぞれの個性を持っている」と指摘した。

多くの火山の地震活動は、非常に不安定になっている。例えば富士山では1日に数十回の小規模な地震が発生したことがある。他にも、毎日の地震活動が100回を超える火山もある。棚田氏は、「すべての活火山を立入禁止にすることもできるが、これは人々から支持されていない。御嶽山周辺4キロは、すでに通行止めになっている」と話した。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月13日

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