隣国との関係改善 安倍氏の誠意はいかほどか

隣国との関係改善 安倍氏の誠意はいかほどか。 APECサミットが近づくにつれ、日本の各党と政府関係者は日中首脳会談の開催を呼びかけている。中でも、安倍首相は9月29日の所信表明演説で、珍しく中国と「友好関係を築いていく」と表明した…

タグ: 安倍 首脳会談 関係改善

発信時間: 2014-10-16 15:46:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

APECサミットが近づくにつれ、日本の各党と政府関係者は日中首脳会談の開催を呼びかけている。中でも、安倍首相は9月29日の所信表明演説で、珍しく中国と「友好関係を築いていく」と表明した。日本の政府関係者によると、安倍氏は10月の秋季例大祭に靖国神社を参拝しないことを決め、自民党の副総裁は日中首脳会談のタイミングが訪れたとまで話している。しかし、日本側は近ごろ日中首脳会談に関して騒いでいるが、その誠意はいかほどなのか。

日本側が東アジアの隣国との関係改善を大声で呼びかけることは珍しいことではない。今年に入ってからも中国や韓国との首脳会談を何度も呼びかけている。「隣国の間には様々な問題がある。だからこそ首脳会談を行うべきだ」というのは安倍氏がよく言うセリフだ。

そこまで呼びかけるのは、それなりの思惑があり、最近思いたったことではない。中国や韓国との関係悪化により、安倍氏は国内外から圧力を受けている。日本メディアが9月に実施した世論調査では、日本が中国や韓国との関係改善に動き出すことについて、55%の国民が「期待しない」と示した。

隣国との関係悪化が日本の経済界の望みではなかった。「アベノミクス」の役割が弱まるにつれ、日本は主な貿易相手国である中国や韓国との関係を改善する必要がある。日中経済協会代表団が9月に中国を訪問した際、張富士夫団長は「ここ数年の日中関係は未曾有の複雑な状態にある。今回の史上最大規模の代表団の中国派遣は、日本の経済界が日中関係の改善を強く望んでいることの表れである」と表明した。

また、隣国との関係悪化で日本は東アジア地域で孤立し、安倍首相は相当大きな圧力を受けている。安倍氏は2012年に再登板を果たしてから、「地球儀外交」の名目で49カ国を訪問し、戦後の首相として最多記録を残した。しかし、その一方で、日本と経済・人文交流が緊密である隣国との関係は悪化した。それを受け、日本の外交は東アジアで苦境に立たされただけでなく、安倍氏が頼る米国政府にも不満を感じさせた。オバマ大統領は今年4月に東アジアを訪問した際、安倍氏に「外交プレゼント」を贈ったが、隣国との関係悪化がエスカレートしないように安倍氏に促し、韓国訪問時に慰安婦問題に関する日本の態度を批判した。

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