日本メディアによると、ロシアは海底パイプラインを敷設し、極東の天然ガス資源を北海道に送る計画を提案した。
日経産業新聞は15日、外交筋の話として、「ロシアは9月に日本に対して、ロシアのサハリンから日本の北海道をパイプラインで結ぶ計画を提案した。11月に開かれるASEAN首脳会議中に、ロシアのウラジミール・プーチン大統領は日本の安倍晋三首相と、この計画について議論する可能性もある」と報じた。
経済産業省の高官はロイター通信の取材に対して、ロシアから提案があったことを否定した。
ロイター通信は、「ロシアと日本を結ぶパイプラインの敷設は、数十年に渡り話し合いが続けられてきた。しかしこれを実現するためには、両国の島嶼の領有権を巡る係争など、数多くの問題を乗り越えなければならない」と伝えた。
また日本はウクライナ危機の勃発後に米国に追随し、対ロ経済制裁を続けてきた。これは日ロ関係に影響を及ぼしている。
外務省の高官は、「パイプライン敷設は、ウクライナ問題と北方四島(ロシア名・南クリル諸島)の交渉に左右される」と語った。
日本は2011年の福島原発事故後、すべての原発の稼働を停止させており、深刻なエネルギー不足に直面している。日経産業新聞は、「世界の液化天然ガス市場のうち、日本の購入量が約3分の1を占めている。日本の昨年の液化天然ガス輸入量のうち、ロシアの供給量は約10%だった」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月16日