日本の政治活動、特に選挙は巨額の資金が必要だ。ゆえに正当と政治家は、巨額の資金を必要とする。党の経費が足りなければ、募金により賄わなければならない。これが政治献金だ。
過去数十年の日本の政治を振り返ると、重要な選挙では企業や個人からの政治献金が、往々にして一人の政治家の未来と、所属政党の運命を左右することが分かる。多くの政治献金を受け取るため危険を犯すというケースは珍しくもない。政治献金を活用できず落選した候補者も数え切れない。
【美人大臣がスキャンダルに】
先週は、小渕優子元経済産業大臣にとって、穏やかな一週間とはならなかった。小渕恵三元首相の次女である彼女は、若く美しく才能もあり、日本初の女性首相の候補と目されていた。しかしこの政治の新星は20日に辞表を提出し、9月の安倍内閣改造後で初めて辞任した閣僚となった。
小渕氏を「落馬」させたのは、政治献金のスキャンダルだった。日本メディアの報道によると、小渕氏は政治献金で化粧品や衣料品を購入し、公費を使い有権者の観劇会を開いた疑いがある。公費の私的流用は良くないが、有権者の観劇会はそれほど大きな問題ではないと思う人もいるだろう。
しかし小渕氏の政治団体にこのような事実があり、収支報告書の記載にずれがあれば、日本の公職選挙法と政治資金規正法の関連規定に抵触し、法的処置を受ける可能性もある。