・訪日外国人、日本の小売業の救世主に
興味深いことに、日本の個人消費が低迷を続ける中、中国や韓国などの周辺諸国の訪日外国人は、アベノミクスのため積極的に財布の紐を解いている。
観光庁の統計データによると、中国大陸からの観光客の消費額は、今年第3四半期に1847億円(1人平均23万6000円)に達し、訪日外国人の3分の1を占めた。日本メディアは、「中国の観光客数が急速に回復している」、「今年4月の消費増税後、日本の小売業界が苦しみもがき続ける中、外国人観光客の存在感が高まっている」と感嘆を漏らした。
中国や韓国という2人の気前の良い隣人がいなければ、アベノミクスはより深刻な状況を迎えていたことだろう。安倍首相が関係改善の意向を重ねて表明し、中韓との首脳会談実現を急いだ苦心をうかがい知ることもできる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月24日