安倍氏、軍事問題に詳しいが経済にはそれほど通ぜず①

安倍氏、軍事問題に詳しいが経済にはそれほど通ぜず①。

タグ: 経済顔 軍事顔 アベノミックス

発信時間: 2014-11-25 16:24:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本時間11月18日夜7時、視聴率の最も高い日本国家テレビ局NHK夜のニュース報道の時間に、安倍晋三氏は首相官邸で記者会見を開き、国会衆議院の解散と衆議院選挙の実施を発表し、議員選出という形で日本国民に消費税引き上げ延期問題の是非を問うことにした。

冬がまもなくやってくる11月中旬、東京の夜はすでに肌寒い時期に突入しており、今後数か月の間、日本全土はこの寒い空気に包まれることになる。だが、それよりもっと厳しいことに、日本国民の生活はアベノミックスによって変化が生じておらず、消費税引き上げ後の日本では物価が上がったものの給与が一向に追い付かない状態になっている。衆院選は12月2日の公示、14日の投票で行われることとなるが、果たして14日の総選挙で日本の有権者たちは自分たちの票を全て自民党に投じるのだろうか。実際、それについて安倍首相自身も知る由がない。

2つの顔を持つ安倍首相 「経済顔」から「軍事顔」に

「アベノミックス」は時には「アベノミリタリクス(軍事学)」と揶揄される。日本国民が安倍首相を語る際に氏の「経済顔」により注目するが、一方テレビや新聞に登場する安倍首相の最も好む話題は軍事である。

日本5大商社の1つである双日株式会社傘下の双日総合研究所吉崎達彦副所長は、「安倍首相には2つの顔がある。当選した頃は国民に「経済顔」をより見せていた」と話した。

その頃の安倍首相は改革者であった。大胆に行動し果敢に政策を決めた。例えば、黒田東彦氏を日銀総裁に任命し、五輪招致大会に自ら出向かい、安倍の時代にTPPへの正式参加を非常に明確に示した。

政権運営から半年が過ぎた頃、経済で一定の評価を獲得した安倍氏はもう一つの顔を覗かせ始め、「軍事顔」が次第「経済顔」に取って代わった。そこには変わらぬ思いっきりさがあった。2013年7月、参院選勝利を決めた安倍氏は一層大胆になり、秘密保護法(特定秘密の保護に関する法律)を考え始め、内閣決議の形で集団的自衛権行使容認を採決したなど次々と手を打った。

「軍事顔に切り替えた安倍氏を国際社会から保守的政治家、鷹派、反中派、歴史的修正主義者などと言われた」と吉崎氏はそう話しながら、「だが、このような変化には日本国内はあまり敏感に取らず、多くの日本人もそれほど気にしないのだ」と分析。

「安倍首相は軍事問題には詳しい。安全保障問題を語り出すとかなりの老獪ぶりを発揮するが、一方経済にはあまり精通せず、彼の経済行動は自由奔放そのものだ」と吉崎氏はそう指摘している。さらに、これまで2年近くの安倍政権を見ると、安倍首相のそういう特徴が日本国民の支持を得た要因になっているのではないかと分析している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月25日 

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