731部隊罪証陳列館長、16年にわたって続く日本での証拠集め

731部隊罪証陳列館長、16年にわたって続く日本での証拠集め。 生体解剖、人体実験、細菌兵器生産――日本軍国主義はこれらの機密を元兵士らに「墓まで持って行け」と厳命した。だが歴史の真相を明らかにするため16年にわたって20回以上日本に赴き、731部隊の元隊員を訪ねた731部隊罪証陳列館の金成民館長に、元隊員の一部は証言を始めた…

タグ: 731部隊 細菌兵器 人体実験

発信時間: 2014-12-09 13:19:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

生体解剖、人体実験、細菌兵器生産――日本軍国主義はこれらの機密を元兵士らに「墓まで持って行け」と厳命した。だが歴史の真相を明らかにするため16年にわたって20回以上日本に赴き、731部隊の元隊員を訪ねた731部隊罪証陳列館の金成民館長に、元隊員の一部は証言を始めた。

加害者の証言だからこその説得力

旧日本軍731部隊とは、抗日戦争期間中、旧日本軍で細菌戦研究や人体実験などを行っていた秘密軍事医療部隊の別称である。731部隊は長期にわたって「極秘」とされ、証拠集めや調査研究は困難を極めた。

金館長は1980年代から国内の被害者の調査を行ってきた。だが被害国の国民の証言は証拠の一部にすぎない。「加害者の証言があれば、731部隊の真相をさらに正確に再現し、これにさらに説得力を持たせることができる。そのため日本に赴き、国境を越えた証拠集めをしようとの考えに至った」と金館長は語る。

日本での調査にはまず言語の問題がある。金館長は日本語を独学し、日本の大学で日本語を用いて講演するまでになった。日本での証拠集めは1998年から始まり、20回以上に及んだ。731部隊の元隊員は当時、最も若い人ですでに80歳近く、中心的な役割を果たした隊員の年齢はさらに高く、最高齢の証人は95歳に達していた。

証拠集めに参加した最後の元隊員・篠塚良雄は今年、亡くなった。「篠塚は当時、被解剖者の消毒を担当し、水で顔や体を洗うのが仕事だった。消毒後に軍医が来ると一旦現場を出て、解剖が終わって軍医が帰ると死体を片付けに戻ったという」

10年余りの証拠集めで、金館長は200時間以上の映像資料をまとめた。これらの資料は、731部隊に対する旧隊員の最後の訴えとなった。旧隊員の死去が相次ぐ中、こうした資料は再現不可能な貴重な資料となりつつある。

金館長の誠意に動かされた旧隊員

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