規模、影響力、任務遂行能力の3つの指標によると、世界トップ5の空の力は米空軍、米海軍・海兵隊、ロシア空軍、人民解放軍空軍・解放軍海軍航空兵、航空自衛隊の順となる。米ナショナル・インタレスト誌(電子版)が伝えた。
米空軍
米空軍は空中・宇宙の任務を担う主要軍種だ。米空軍は大陸間弾道ミサイル、X-37無人シャトル、戦車キラーのA-10戦闘機などさまざまな空の武器を持つ。また軍事衛星発射や陸軍空挺団の空挺任務の調整を担当し、イスラム国のテロリストを爆撃する。
米空軍には5600機の軍機が就役している。これにはF-22ラプター、F-35、F-15、F-16戦闘機、B-2、B-1、B-52戦略爆撃機、C-5、C-17、C-130輸送機が含まれる。これらの軍機は米国大陸、英国・日本の米空軍海外基地に配備されている。米空軍の部隊は約31万2000人の現役兵を持つ。人数では中国空軍に劣るが、現役軍機の数は解放軍を上回る。
米空軍は世界初のステルス戦闘機部隊を持ち、世界で初めて第5世代戦闘機の初飛行を成功させ、世界で初めて全ステルス戦闘機部隊を形成した。米空軍は優勢を維持するため、1763機のF-35戦闘機と100機の有人遠距離爆撃機の調達を計画している。ステルス機の外観と攻撃能力を備えつつある無人機は、すべての飛行編隊の中で高い比率を占めることになる。
米空軍はさらに、米国の「核兵器三位一体」のうち二つを管理している。これには450発の大陸間弾道ミサイルと戦略爆撃機部隊が含まれる。