中国解放軍空軍・解放軍海軍航空兵
中国人民解放軍は中国武装部隊の保護シェルターで、主な飛行部隊は解放軍空軍と解放軍海軍航空兵に分かれる。解放軍空軍と解放軍海軍航空兵は1321機の戦闘機・攻撃機、134機の爆撃機・給油機、20機の早期警戒機を持つ。中国には他にも700機の攻撃ヘリがあり、その大半が中型クラスだ。
一見したところこれは大規模な空中部隊で、巨額の国防費が費やされてはいるが、これらの軍機の大半は時代遅れとなっている。先進的と言えるのは500機のみで、これらの戦闘機は1980年代にロシアが開発したSu-27と国産多機能戦闘機のJ-10の改良版だ。残りの819機は1970年代のもので、外国空軍の深刻な脅威にはならない。
中国はJ-20、J-31という、2機種の第5世代戦闘機を同時に開発している。中国はさらにYu-20戦略輸送機を開発しており、H-6の後継機となる戦略爆撃機を開発中という情報もある。中国は米空軍のように、「暗剣」などさまざまな無人機の開発を推進している。
解放軍海軍航空兵は、空の力の強化に取り組んでいる。中国には初の空母「遼寧艦」があり、他にも空母を保有している可能性があるが、これらの空母の性能や数量に関する情報は常に変化している。J-15戦闘機はSu-27の派生品で、中国の主要な艦載戦闘機になっている。報道によると、多機能戦闘機のJ-31は、米国の空母に艦載されるF-35C戦闘機に類似するという。