米海軍・海兵隊
米海軍と海兵隊の規模と能力は要注目だ。3700機の軍機を持つこの世界2位の空の部隊には、1159機の戦闘機、133機の攻撃機、172機の偵察機、247機の輸送機、1231機のヘリが配備されている。
海兵隊の中で最も目立つのは、11隻の原子力空母に艦載される飛行連隊だ。各連隊は約60機のF/A-18スーパーホーネットなどの戦闘機を持つが、これらの戦闘機はS-3ヴァイキング対潜中隊、E-2Cホークアイ早期警戒中隊、EA-18Gグラウラー電子戦中隊、ヘリ中隊に分かれる。
海兵隊は巡洋艦、駆逐艦、その他の水上艦で発着艦するヘリ、P-3オリオン、P-8ポセイドン哨戒機、それから電子偵察の任務を遂行するP-3改良版などを持つ。海兵隊は米国の戦略的核兵器部隊でもあり、E-6の操縦を担当する。この戦闘機の任務は、核戦争勃発時に命令・指示を出すことだ。
海兵隊の戦闘機は海軍の戦闘機数の中に含まれ、海軍の艦艇の一員でもある。しかし陸と海の共同作戦に向けた調整を進めており、海洋と地上の部隊の支援を強調している。