安倍政権の「この道しかない」は正道にあらず

安倍政権の「この道しかない」は正道にあらず。

タグ: 安倍 憲法改正

発信時間: 2014-12-26 16:36:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

より明らかとなった憲法改正の野心

慶応大学経済学部の金子勝教授は、安倍首相は表面的には「経済優先」を語っているが、本当に優先しているのは憲法の改正だと指摘する。日本メディアも、憲法改正こそが安倍首相にとっての本当の課題だとの見方を示している。

安倍首相は24日夜の所信表明演説で、「憲法改正は歴史的なチャレンジ」と語った。安倍首相にとっては、憲法改正の道につながる橋はすでにかかっており、次はこの橋をどのように渡るかという問題だと言える。

日本の憲法改正の手続きによると、憲法改正案は、衆参両院の3分の2以上の議員の賛成によって発議された後、国民投票にかけられる。国民投票で半数以上の国民が不賛成なら、憲法を改正することはできない。

国会で憲法改正を阻む力はすでに大きく後退している。自民党と公明党の与党連盟は選挙後、衆議院の3分の2の議席をコントロールしており、参議院の議席は3分の2を上回っていないものの、野党議員の中にも憲法改正に賛成する議員は少なくない。

安倍首相本人も、国民投票で過半数を得るのは「そう簡単なことではない」とし、憲法改正に向けた正念場であり、一番のポイントだとして、憲法改正に対する国民の理解を深める努力をしたいと語った。日本の多くの世論調査によると、半数以上の国民が憲法改正に反対しており、日本の「平和国家」のイメージを確立した憲法第9条の改正に対する反対は根強い。

報道によると、最大限の支持を取り付けるため、安倍政権は、最初の憲法改正案では、憲法第9条など議論のある条項は避け、まずは「憲法改正のための改正」を模索し、戦後に形成された「憲法改正のタブー」の打破を目論んでいるとされる。

 

     1   2   3    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。