安倍政権の「この道しかない」は正道にあらず
安倍政権の「この道しかない」は正道にあらず。
タグ： 安倍 憲法改正
発信時間： 2014-12-26 16:36:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
「この道しかない」の危険性
だが安倍首相の「この道しかない」は決して平坦な道ではなく、険しい道、さらには間違った道に入っていく可能性もある。
まず安倍首相は、自らに対する国民の支持を過大評価している。
今回の選挙で自民党は引き続き圧倒的な議席数を確保したが、このことは、大多数の国民が安倍政権を支持していることを意味してはいない。投票率は史上最低の52％に下がった。自民党の獲得票は実際には、全有権者数の4分の1にすぎない。
世論調査によると、集団的自衛権や原発の再稼働、沖縄の米軍基地、憲法改正などの個別の案件では、安倍首相の政策に対する反対は常に賛成を上回っている。
次に「アベノミクス」の見通しも確かではない。
安倍政権が一連の政策を思い通りに進めるための前提は、「アベノミクス」が目に見える形の確かで持続可能な成果を上げることにある。だが日本経済は2四半期連続のマイナス成長となり、国際的な格付け機関も日本国債の格付けと見通しを引き下げ、「アベノミクス」には警鐘が鳴らされ始めている。世論調査によると、6割以上の国民がその効果を疑い、否定的な態度を持っている。もしも「アベノミクス」が失敗すれば、憲法改正などの政策も夢物語に終わる。
また周辺地域におけるマイナスの影響も無視できない。
アナリストによると、安倍首相は、歴史修正主義や軍国主義、大国主義などの政治的な野心によって、周辺地域に摩擦を生み出し、地域の安定に影響を与えている。このことは、日本経済の回復や対外イメージにとっての大きなダメージとなる可能性がある。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2014年12月26日
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