英国のウィリアム王子は現地時間26日午後に羽田空港に到着し、7日間に渡る極東歴訪を開始した。ウィリアム王子は初の訪日で、4日間の訪問期間中、安倍晋三首相に案内され福島県で食事をする予定だ。福島原発事故の被災者は、ウィリアム王子が安倍首相の原発政策の宣伝に利用されると指摘した。「中国新聞ネット」が伝えた。
キャサリン妃は2人目の子供を妊娠中で同行しなかった。ウィリアム王子は26日に日本に到着した際に、数千人のファンから歓迎された。ウィリアム王子は同日、庭園でお茶会に出席し、茶道の家元のお茶を楽しんだ。
ウィリアム王子は28日に福島県を訪問し現地の特産品を試食し、子供の屋内遊び場を見学し、現地が大震災から立ち直ったことをPRする予定だ。
福島第一原発付近に暮らしていた約8万人の住民は、原発事故により故郷を離れ難民のような生活を送っている。ウィリアム王子は今回、彼らが現在暮らす住宅を訪問する予定がなく、その悲惨な現状を知ることはない。
駐日英国大使館の情報によると、ウィリアム王子は2011年3月の津波によって深刻な被害を受けた一部の被災地を訪問し、生存者を応援し犠牲者を追悼する予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月28日