中国自動車メーカーのBYD(比亜迪)のEVバス「K9」が、京都に登場した。BYDは初めて日本市場進出に成功した中国自動車ブランドとなった。日本現地メディアの報道によると、このほど京都に納車されたEVバスは計5台、1台当たりの乗員は69人で、京都急行バス株式会社が運行を担当する。
香港メディアは、「BYDは月曜日に京都で納車式典を開き、5台のEVバス『K9』を京都急行バスに納車した。しかしBYDは5台のバスを日本に直接販売したのか、その他の形式の協力であるのかを明らかにしていない」と報じた。
環球網の記者が入手した公式資料によると、このEVバスは1回の充電で約250キロを走行可能だ。BYDは米国でもK9を生産しており、販売価格は約80万ドル。BYDは2011年3月より、デンマーク最大の路線バス事業者であるMovia社とEVバスの協力を開始している。K9はすでに五大陸の多くの都市に進出している。BYDはドイツのフランクフルト、米国のワシントン、英国のロンドンなど、多くの新エネ交通事業から受注を獲得している。
日本の国土交通省は、中国ブランドに対して積極的に「いいね!」を押した。国土交通省の阪部光雄氏は、京都国立博物館で実施されたK9の運行開始記念式典で、「京都がBYD製のEVバスを迎えたことを非常に喜んでいる。京都の路線バスにゼロ排出のEVバスが採用されるのはこれが初めてだ。EVバスは地域の環境改善に対して、非常に深い意義を持つ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月27日