「移くサイフ」と呼ばれる中国人観光客が日本で高額の温水洗浄便座を次々購入するニュースが各メディアを賑わせる中で、中国の自動車ブランドが、自動車製造業を主幹産業とする日本現地市場で中国製造の新エネルギー自動車を販売するという歴史的な瞬間が訪れた。環球網が伝えた。
BYD(比亜迪)の電気バスK9がこのほど日本・京都に登場し、日本市場への進出に成功した初めての中国の自動車ブランドとなった。現地メディアの報道によると、今回京都で導入されたBYDの電気バスは合計5台で、1台の乗客数は69人。京都急行バス株式会社が運営する。
中国製品が大量に日本に進出してくるのではないかと懸念する声が高まる中で、「(中国製の製品が次々と日本市場に進出している!)テレビ、PC、スマホと来て、とうとう自動車になった」という声も聞かれる。また日本メディアの報道への不満の声も高く、「ニュースを見て気分が悪くなった。ニュースの最後には『今後京都を訪れる中国人観光客の多くが日本の街角でのBYDの雄姿を見ることができる』とまで言っていた」というコメントも寄せられている。
年齢の高い日本人ネット利用者は、中国製品の急激な発展に感嘆の声を寄せている。「日本の自動車メーカーもHVバスを生産しているが、電気バスはまだ生産していないようだ。(BYDのK9)は安いのだろうが、やはり安全第一を願う。1985年に日本は北京に路線バス車両2台を寄贈したが、30年後に中国のバスが日本に進出してくるとはすごい。もっとも、まずはバスの性能を確認しないと」。 (編集YH)
「人民網日本語版」2015年2月28日