全国政治協商委員で中国駐日大使を務める程永華氏は4日、中国網記者の取材を受け、抗日戦争勝利70周年を記念する活動について、国際的な慣例に基づいて中国が計画している記念行事であり、「記念大会」「閲兵式」「レセプション」「芸能夜会」の4つの大きな活動が重点となると語った。これらの活動を組織・計画したねらいは、歴史を忘れることなく犠牲者に思いを馳せると同時に、平和を愛し未来を切り開かなければならないことを強調することにある。
程永華委員によると、中国側は、第二次世界大戦とりわけ世界の反ファシズム戦争と中国人民の抗日戦争にかかわる国家の首脳に対して招待状を出し、この間の歴史をともに振り返り、平和の尊さを改めて認識し、平和をさらに大事にし、平和な未来を切り開くことを呼びかけている。
中国はすでに、抗日戦争勝利70周年の閲兵式を開催することを発表している。海外ではこれについて、中国側が実力を誇示するための「ショー」だとの声もある。3日に開かれた外交部の定例記者会見で、外交部の華春瑩・報道官はこれについて、この活動の開催は、中国と世界の人々の世界平和を守る決意と能力を示すためのものだと説明した。
華春瑩報道官は、「中国の閲兵式の開催は、各国で行われている方法を参考としたもので、70周年の一連の記念活動の一環となる。その目的は、中国と世界の人々の世界平和を守る決意と能力を示すことで、誰かに力を誇示することではない」と語った。
華春瑩報道官によると、閲兵式の活動には習近平主席ら中国首脳が出席するほか、第二次世界大戦の主要な参戦国、アジアとその他の地区の国家首脳、国連など国際組織の責任者、中国の抗日戦争勝利に貢献した世界の友人とその遺族も招待されることになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月6日