改革、開放三十数年を経て、中国は一人当たりのGDPではまだ下位にあるが、総量では世界で2位となり、有人宇宙飛行その他の面でも着々と成果をあげている。そして、全面的な小康レベルの生活の実現に向けて前進しつつある今日、「チャイナ・ドリーム」という言葉はすでに視界にとらえられた目標として現実味のある表現となっている。「チャイナ・ドリーム」は中国人のすべての胸の中にあるビジョン、ロマンであり、その集大成が国全体としてのドリームであるとも言えよう。
一部外国のシンクタンクは、今世紀30年頃に中国はGDP総量で1位になる可能性がある、と述べているが、順位は別として、中国が中華の大復興をとげることは、すべての中国人が夢に描いてきたことと言えよう。