また、7人制ラグビーが今回から大会種目に組み入れられ、中国の人たちは初めて本格的なラグビーの試合を見ることができた。なにしろ、十数年前に北京農業大学で初めてラグビー・チームがつくられ、外国のラグビー関係者の指導を受けたり、ニュージーランドに選手を送り込んで3ヵ月もトレーニングを続けるなどの努力を重ねてきた。ラグビー用語も外来語をかなり取り入れ、片仮名という便利なツールのない中国ではたいへんなことだろうが、そのうちに慣れてくるに違いない。
今大会では、体育館、スタジアムの新築とともに、各大学にそれをつくるか、既存のものをリニューアルして万事節約に努めたらしい。それでも内装や設備などの点では近代化がすすめられているので、大会の運営はスムーズにいっている。