しかし、今後の動きとしては、環境保全意識がますます向上していくにつれて、「維持派」はだんだんと減っていくものとみられる。それでも広大な農村地帯や農耕文化を背負っている人たちはあくまでもこの習俗を維持していくものと見られる。
かつて、エレクトロニクスによって爆竹と同じ音を発する装置が売り出されたこともあるが、結局、実感がないということで姿を消してしまった。たかが爆竹ということぐらいで、なにもそう深刻に考えることもないではないがという人もいるが、どうもこれは中国の民俗と環境保全意識の綱引きとして数十年は続くのではないだろうか。でも、私は究極的には環境保全派が多数を占めることになると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月23日