日本の安倍首相は29日、シンガポールとの関係を重視するという姿勢を示すため、強行日程でシンガポールの初代首相・リークアンユー氏の国葬に参列した。日本メディアによると、国葬の肝心な時に、安倍首相が不意に居眠りする様子が生放送の映像に収められた。「安倍氏が眠りに落ちた(ABE IS SLEEPING)」が急に世界中で話題として盛り上がった。
流れた映像には、安倍首相が目を閉じ頭を少し傾け、居眠りする様子が映っていた。目を大きく見張って舞台を始終見つめる隣席に座るインドのモディ首相は、眠そうな安倍首相と鮮明な対比をなしている。この国葬は全世界に向けて生放送されたため、「安倍氏が眠りに落ちた(ABE IS SLEEPING)」様子はすぐにインターネットで広がった。
日本以外の各国のネットユーザーの多くは安倍首相の様子に爆笑するかもしれないが、日本人にとって、これは沈黙を守り、ひそかに嘆かなければならない気まずいシーンであると日本メディアは伝えた。
日本のユーザーサイト・イロリオは、「生放送の映像を見ると、安倍首相は確かに眠りに落ちた。カメラが左から右へ移るあらゆる過程で、彼が目を開けたことは一度もない。しかし、そのときはバッハの曲が流れていたので、安倍首相は目を閉じて音楽を聴いているのかもしれないと一部の人は思った。もちろん、安倍首相が音楽を聴いていることのほうを信じたいと、あるネットユーザーは仕方なく自らの意見を表した」と報じた。
しかし、「これは国葬が始まったばかりのころだろう。カメラに何度も撮影された安倍首相は居眠りしていないシーンも多くあるが、どうしてメディアはこのシーンばかり取り上げるのか」と、「悪意があるメディア」を批判するネットユーザーの声も聞こえた。
安倍首相の「居眠り事件」は海外のネットユーザーの物議をもかもした。「どうして安倍首相はそんなに重要な国葬で眠りに入ったのか」とネットユーザー「Repeat after me」は詰問した。もう一人の日本人ユーザーは、「安倍首相は目覚めているときも居眠りしそうなイメージがある。しっかりしてほしい。リークアンユー元首相を弔う気持ちがなければ、シンガポールに行く必要がどこにあるのか」と皮肉めいたコメントを書き込んだ。