日本の首相が外国首脳の葬式に出席する先例はあまり多くないという。共同通信社が日本外務省の資料を引用したところによると、前回外国首脳の葬式に出席したのは、1999年にヨルダン国王の国葬に参列した小渕恵三元首相であり、「安倍首相が今回自らリークアンユー元首相の国葬の参加を決めた理由は、シンガポールとの関係を重視しているという姿勢を示すことにある」と評論した。
安倍首相はシンガポールに6時間滞在し、29日夕方に特別機に乗り帰国の途に就き、日本国会審議に出席するために30日の早朝に日本に到着した。日本メディアの分析によると、今回の訪問は「強行日程で」実現したもので、中国の李源潮副主席と韓国の朴槿恵大統領も同国葬に出席するため、これを重要な外交活動と安倍首相は見ている。
安倍首相はいま山積した課題に臨んでいる。国内統一地方選が盛んに行われている一方、4月にインドネシアを訪問しアジア・アフリカ会議60周年記念首脳会議に参加、そして米国を訪問し日本の首相として初めて上下両院合同会議で演説することになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月31日