日本の経済界、AIIBの加入出遅れによる機会喪失を懸念

日本の経済界、AIIBの加入出遅れによる機会喪失を懸念。

タグ: AIIB 日本 経済界

発信時間: 2015-03-31 13:53:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

同じ中国の隣国である韓国では、まったく異なる世論が生じている。韓国政府が先週アジアインフラ投資銀行(AIIB)の加入を申請すると発表すると、韓国メディアは「いかに利益を手にするか」を熱心に議論した。朝鮮日報は30日の社説で、「AIIBが正式に運営を開始すれば、韓国に多くの商機をもたらす」と論じた。韓国・先駆経済報は、「韓国と中国は良好な関係を築いている。中国は韓国最大の貿易相手国、重要な投資先だ。韓国はAIIB加入で、この繁栄する経済・貿易関係をさらにレベルアップさせる。より実質的に言えば、韓国はアジアのインフラ整備に融資を提供するAIIBに加入し、利益を手にすることができる。政府関係者は広範な経験とハイテクを持つ韓国企業が、建築業、エネルギー産業、通信業、運送業などの潜在的なプロジェクトに参与することを願っている」と報じた。ロイター通信は30日、韓国企画財政部の関係者の話として、「韓国はAIIBの出資比率を4−5%にすることを目指している」と伝えた。

韓国の加入は、特に日本の経済界を懸念させている。日本経済新聞は、「一部の日本企業は、日本がAIIBに加入しなければ、海外の受注に影響が生じることを懸念し始めている。日本はアジアの開発途上国で、新幹線、原発、空港、通信設備などのインフラプロジェクトを積極的に争奪しようとしており、中国や韓国などと熾烈な競争を展開している。日本がAIIBに加入しなければ、アジアと多くの開発途上国のインフラプロジェクトのチャンスを他国に奪われる。日本の技術輸出は、大きな壁にぶつかるだろう」と報じた。ジャパンタイムズは、「政府関係者によると、韓国の動きは予想外ではなかった。韓国が日本に先駆けてAIIBに加入したことには、優位を占める狙いがあったと思われる。アナリストは、韓国や欧州の大国が加入を決定しており、日本企業は開発途上国のインフラ競争で劣勢に立たされると警鐘を鳴らした」と報じた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月31日

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