桜の起源、中国にあり 日本へは唐代に伝来

桜の起源、中国にあり 日本へは唐代に伝来。

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発信時間: 2015-03-31 10:42:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

桜は中国にとって「舶来品」ではなく、その起源はむしろ中国にあるのだという。桜の花見も中国の伝統で、唐代にはすでに詩人・劉禹錫が「桜桃千葉枝、照燿如雪天」(桜の花が枝々に咲き誇る姿は雪の日のようだ)とうたっている。日本には後代になって伝わり、花見も日本の重要な風習となった。

「桜花」という名称は中国古代の文書にはあまり見られない。中国の古代においては「桜花」と「桜桃」とは分けられておらず、記述は一致していない。桜の花は古代にはほかの名花のようには知られていなかった。

専門家の考証によると、桜の花は、今をさかのぼるところすでに2千年余りの秦漢の時代にはすでに、宮廷の庭園で栽培されていた。唐代になると、個人の邸宅の庭にも植えられるようになった。白居易は「亦知官舎非吾宅、且刪山桜満院栽」とうたい、詩人が山から野生の山桜を持ち帰り、官舎の庭に植えて鑑賞したことを記している。関連文書によると、中国古代には「鐘花桜(カンヒザクラ)」「垂枝桜(シダレザクラ)」「山桜」「重瓣白桜花(八重桜)」などの多くの桜があった。唐代の最盛期には、宮廷の庭から民家などへと広がり、豊かに咲き誇る桜がどこでも見られた。多くの国の人々と同様に唐詣でにやってきた日本人が、建築や衣類、茶道、剣道などとともに桜の花を日本に持ち帰ったとされる。

桜の花は中国に起源があるが、日本で有名になった。日本の桜の栽培はすでに千年を超える歴史があるが、日本の桜の85%以上は白いものだ。中国で栽培されている桜花は、開花時期や花の色、品種のどれをとっても日本よりも豊かである。中国の桜花の栽培面積は数年間の普及によって約3300ヘクタールに達し、世界一となっている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月31日

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