中国空軍機は3月30日にバシー海峡を通過し、西太平洋の遠洋訓練に向かい、同日中に帰還した。予定されていた訓練の目的を達成し、任務を順調に完遂した。人民日報海外版が伝えた。
日本と一部の西側メディアは、中国空軍の年間訓練計画に基づく定期的な訓練に対して、何か下心のある分析を行った。日本のある通信社は、中国空軍の実力を隣国に誇示する狙いがあると報じた。また一部のメディアは、中国空軍のこの動きにより、南中国海の緊張情勢が激化する可能性があるとした。
日本メディアのこのような論調は、同国がこれまで標榜してきたいわゆる公平で客観的なイメージを損ねており、論拠も乏しく同意しがたい。
周知の通り、遠洋訓練は空軍の作戦能力を高める効果的な方法であり、大国の空軍にとっては一般的な手段である。中国空軍機がバシー海峡を通過し西太平洋で遠洋訓練を実施することは、完全に関連する国際法に合致する。航空自衛隊の戦闘機と偵察機は頻繁に西太平洋と東中国海の上空で活動している。米空軍の戦闘機も長年に渡り西太平洋で活動を続け、さらには「第一列島線」を頻繁に通過し東中国海・南中国海、さらには朝鮮半島の上空で演習・訓練・偵察を行っている。日米機のこれらの活動について、日本および一部の西側メディアは正常であるとしているが、なぜ中国空軍の西太平洋の遠洋訓練に対しては横槍を入れるのだろうか?この自国は許されるが他国ならば許されないというやり方は、彼らが依然として色眼鏡で中国の軍事力の正常な発展を見ていることを示すだけだ。