大阪の百貨店が、日本で花見を楽しむ外国人への売り込みを強化している。
阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)1階入り口近くは1日から桜の造花で装飾し、春らしさを演出している。同店では昨年も花見目当ての外国人客が多く詰めかけ、4月の免税売上高が春節の連休があった2月の約2倍に上った。今年の春節では「爆買い」と呼ばれるほど中国人の旺盛な消費が目立った。同店は「今年も2月の売り上げを超えたい」と表明した。
大丸梅田店は3月25日から外国人向けに「サクラフェア」を開催している。通訳スタッフを増員し、桜の名所である大阪城の天守閣の入館料を割り引くクーポンを配布するなど、多彩なサービスを提供している。
大手百貨店は「花見商戦」を展開している。高島屋大阪店(同市中央区)は4月から、店舗情報を翻訳したリーフレットを配り始めた。
円安に加え関西国際空港で格安航空会社が就航を拡大し、観光地の多い関西を訪れる外国人は急増している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月3日