日本の国産ステルス機「F3」、驚くべき野心をはらむ

日本の国産ステルス機「F3」、驚くべき野心をはらむ。

タグ: ステルス機 F3 野心

発信時間: 2015-04-08 14:48:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の国産新型ステルス機「F3」が、今年の夏にも試験飛行を実施することになった。これが成功すれば、日本はステルス技術と強力なエンジン技術の「ゼロからの突破」を実現することになる。

日本が新型ステルス機の開発に力を注ぐのは、重要かつ戦略的な目論見によるものだ。左藤章防衛副大臣は取材に応じた際に、驚きの発言をした。佐藤副大臣は戦後70周年の2015年を日本の航空機産業の「歴史的転換点」にし、「復興」を実現するべきだと悪びれることなく口にした。F3は「心神」計画の段階的な成果にすぎない。同計画は三菱重工によって1960年代に開始されたが、真の黒幕は日本政府だ。日本の戦闘機の更新を続け、技術力を獲得し、空の優位を確保することで、群雄割拠の時代に「空の支配者」になることがその目的だ。

日本政府がF3を力強くPRすることには、別の狙いがある。まずは、地域における発言権の強化だ。日本は「新たな安全の脅威」への対応を口実とし、「専守防衛」をかなぐり捨てている。日本は自衛隊を、迅速かつ機動的で柔軟性の高い、持続的で多様な能力を持つ軍事力にしようとしている。いわゆる「動的な抑止力」は海外出兵のための建前に過ぎず、「能動的なけん制」の色合いが強い。集団的自衛権および武器輸出のダブル解禁の風に乗り、自衛隊の武器はハイテク化・大型化・長距離化の発展を続け、いつでも矢を放てる状態となっており、地域の安全情勢の緊張を激化させている。

次に、米国との駆け引きの駒を増やすという狙いがある。日米はパートナーであり、ライバルでもある。米国に対する長期的かつ過度な依存により、日本の戦闘機の開発能力が不足している。米国は日本に対する警戒から、協力を何度も中断したことがある。「心神」計画は、紆余曲折を経た。米日がF2戦闘機の共同開発を決定したという情報が1988年11月に報じられると、日本人は戦闘機そのものに対してよりも、米議会が再び態度を変えることを懸念した。日本がF3を独自開発するのは、ステルス機に関する技術で完全に米国依存を断ち切り自立できるばかりか、さらには米国を上回ることも可能であることを示すためだ。米国は今後の交渉の中で、譲歩を迫られるだろう。

F3の登場は、日本の「産官連携」の軍需産業・体制の氷山の一角を露呈した。この「経済で兵を養う」道をいつまで歩むことができるかについては、近い将来に答えが明かされるだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月8日

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