アジア共同体は実現するか、徹底検証!
『アジア共同体の創成プロセス』が刊行

アジア共同体は実現するか、徹底検証!
『アジア共同体の創成プロセス』が刊行。 北陸大学(本部・石川県金沢市)の李鋼哲教授の編著による『アジア共同体の創成プロセス』http://duan.jp/item/183.htmlが4月15日、日本僑報社から刊行された…

タグ: アジア共同体 プロセス 刊行

発信時間: 2015-04-15 16:58:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

本書の表紙

本書のチラシ

北陸大学(本部・石川県金沢市)の李鋼哲教授の編著による『アジア共同体の創成プロセス』http://duan.jp/item/183.htmlが4月15日、日本僑報社から刊行された。

21世紀の今「歴史の潮流はアジア統合へ」との議論が盛んだ。

本書は、アジア各国市民の相互理解、交流促進に向けた活動を続ける「一般財団法人ワンアジア財団」(佐藤洋治理事長)の助成により、同大学で開かれたシリーズ講座「アジア共同体の創成プロセス」の内容をまとめたもの。アジア共同体の創成は実現するか、各国の専門家が徹底検証している。

その「アジア共同体の創成」とは、東北アジア、東南アジア、中央アジアをふくめた40数カ国、世界の人口の約半数を占める30数億人の共同体を、できるだけ近い将来に創成することを目指す理念。

「豊かで平和で安全なアジア共同体」の創成により、「人々が夢と希望をもって快適に生きること、さらにはアジアのみならず世界の平和と安定、発展に貢献していくこと」を目標にするものだ。

これを踏まえたシリーズ講座では、日本をはじめ中国、朝鮮半島、モンゴル、ロシアなどアジア各国の専門家、外交官らが、それぞれの立場や視点から「アジア共同体の創成プロセス」について学生や市民向けにわかりやすく講義。

本書には、「東アジアの理解と共同体の問題意識」(李鋼哲氏)、「東アジア共同体と日中関係」(谷口誠氏)、「モンゴル―日本関係と北東アジア地域協力に果たす役割」(ソドブジャムツ・フレルバータル氏)、「北朝鮮の経済政策の特徴と朝鮮社会主義の方向性」(三村光弘氏)など、アジア共同体の創成をめぐる多様な論文が収録される。

「アジアで共同体を作るというと、それは夢のまた夢だという人もいるだろう。だが、夢があるからこそアジアの未来を語ることができる。しかもその夢を実現する様々な取り組みが、日本やアジア各国で行われている」。編著者の李鋼哲教授は、本書を通じてアジア各国への理解をいっそう深めてほしいと語る。

『アジア共同体の創成プロセス』目次(抜粋)

http://jp.duan.jp/new_book/183_leaf.pdf

第1部 「アジア共同体」への理解:その必要性と意義

第2部 「アジア共同体」構築に向けた外交関係の在り方

第3部 デファクト統合に進む東アジアの経済・金融・環境

第4部 「アジア共同体」に向けた地域社会と国際協力

【編著者略歴】李鋼哲:中国吉林省生まれの朝鮮族。中国・北京で大学卒業・大学院修了後、大学教員として4年間勤務。1991年に来日し、立教大学大学院修士・博士課程修了。

東京財団の研究員として「北東アジア開発銀行」設立に関する研究を行い、小泉首相(当時)に政策提言をした経験を持つ。また総合研究開発機構(NIRA)で北東アジアグランドデザインに関する政策研究にあたり、政府に政策提言などを行う。現・北陸大学教授。

朝鮮語(韓国語)を母語に、中国語、日本語、英語、ロシア語、モンゴル語などを学び、マルチリンガルの自称「東北アジア人」として地域の平和と繁栄のため、精力的に研究・社会活動を続けている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月15日

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