観光客が殺到する日本
中国からの訪日観光が通年化の兆しを見せている。5月1日からの三連休中、人気の日本ツアーは募集がほぼ終了しており、次は7月と8月の夏休み、10月の国慶節長期連休の募集となる。
3月末から4月上旬の花見シーズンに、中国人を中心とする多くの外国人客が訪日した。首都圏の宿泊施設は4月上旬にほぼ満室となった。上野地区ではビジネスホテルを中心に周辺の宿泊施設の稼働率は軒並み90%以上で、飛び込みの予約はまず取れないという。
観光庁によると、東京や神奈川、大阪、京都の2014年の客室稼働率はビジネスホテル、シティーホテルともに80~90%で推移し、客室不足が顕在化している。もともと4月は就職・進学による宿泊需要も高く、そこに中国人観光客らの需要が重なった。
需給が逼迫する中、ホテル業界が賑わっている。ある会社は都心のビジネスホテルに閑散期の3倍以上となる1泊3万円の価格を設定した。客室単価が全体的に上昇しており、従来の主要顧客であるビジネスマンが割りを食っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月22日