韓国メディアの報道によると、安倍晋三首相は先ほどテレビ番組に出演した際に、今年8月に発表を予定している戦後70年談話(安倍談話)に、「植民地支配と侵略」の謝罪に関する文言を盛り込まないことをほのめかした。韓国外交部の魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官は21日に開かれた定例記者会見で、真剣に歴史を反省するチャンスを逃さないよう日本政府に呼びかけた。
魯報道官は、「今年は戦後70周年、韓日国交正常化50周年だ。戦後70周年談話の発表の他に、日本はアジア・アフリカ会議、安倍首相の米国議会での演説といったチャンスを逃すべきではない。日本政府はこれらのチャンスを通じて、周辺諸国と国際社会に、日本の歴史認識を示すべきだ」と発言した。
安倍首相は20日、BSフジの番組に出演した際に、これまでの談話で使用されていた「植民地支配と侵略」や「謝罪」といった文言を、戦後70年談話に盛り込む必要はないと表明した。安倍首相は、歴代内閣の歴史認識を継承した以上、同じ言葉を繰り返す必要はないとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月22日